陰嚢内に発生する腫瘍です。
約10万人に1人と発生頻度は高くないですが20~40歳の若い男性に多いのが特徴です。
陰嚢の腫れやしこり(特に痛くない場合が疑わしい)に気づき、見つかることが多いです。
腫瘍が小さくても転移を来すことがあります。精巣は自分でも触れられる臓器なので、若い男性は入浴時に触診することをお勧めします。
診断は触診、超音波検査、血液検査(腫瘍マーカー)で行います。またCT等などで転移がないか確認します。
診断されたら速やかに手術を行います(高位精巣摘出術)。そして摘出した腫瘍の型や腫瘍マーカーの推移、転移の有無に応じて放射線や抗癌剤治療を追加することがあります。